法人のお客さま総合 > サービス分類で探す > データネットワーク・NWマネジメント > IPv6 > IPv6 グローバルコミュニティ > 技術解説 > IPv6マルチキャスト

IPv6 グローバルコミュニティ
IPv6マルチキャスト

IPv6 Global Community

Multicast

1. IPv6マルチキャスト概要

IPv6に期待されるサービスのひとつに、マルチキャストを利用した大規模配信サービスが挙げられます。ここでは、IPv6マルチキャストの概要と基本的な技術要素を説明した後、IPv6マルチキャストを利用した配信サービスについて、NTTコミュニケーションズの取り組みを織り交ぜつつ紹介します。

1.1. マルチキャストとは

IPマルチキャストとは、IPネットワークを利用して、複数の端末に対して同じデータを配信する際、1つのパケットをネットワーク内で必要なだけ複製しながら効率的に配送する技術です。ユニキャストのように、データの配信元が端末数分のストリームを生成する必要がないため、大規模な一斉同報配信を行う際、配信設備の負荷を軽減できる技術として注目されています。

←ユニキャストとマルチキャストの配信方式の違い (クリックで拡大)

マルチキャストの配信は、ユニキャスト配信では技術面・コスト面から困難とされていた、即時性・同時性・平等性を有する大容量配信を可能とし、地上デジタル放送のIP再送信や映像コミュニケーションサービスなどへの利用が期待されています。

1.2. なぜIPv6でマルチキャストか

IPマルチキャストはIPv4の時代から利用されている技術であり、IPv6に特化した技術ではありません。IPv4の世界でもマルチキャスト対応機器で構成されたネットワークであればIPマルチキャストは可能です。IPv4マルチキャストとIPv6マルチキャストでプロトコルなどの違いはありますが、実現される機能はほぼ同等です。

それでは、なぜIPv6でマルチキャストなのでしょうか。

前述したように、IPマルチキャストは1つのパケットをネットワーク内で複製しながら配送する技術です。IPマルチキャストを実現するためには、通信経路上の全てのネットワーク機器がマルチキャストに対応している必要があります。今後新たに拡大していくIPv6ネットワークは、IPv6の標準仕様にIPマルチキャストが含まれていることもあり、既存のIPv4ネットワークと比較して、IPマルチキャストを考慮した設計・実装をしやすいネットワークであると言えます。
また、IPv4ネットワークで多用されるNAT(Network Address Translation)環境下へのIPマルチキャストには、アドレスの変換・セキュリティ面などでさまざまな制約や課題が存在します。IPv6の世界では、膨大なアドレス空間を利用して、全ての端末にグローバルなIPアドレスを付与できるため、NAT環境を考慮せずにIPマルチキャストを実現できます。
このようにIPv6は、技術的な面からIPマルチキャストを実現しやすい世界なのです。
今後はIPv6グローバルアドレスを利用して、個人レベルの情報発信、さらにはネットワークに接続された家電などがさまざまな環境に向けて情報を発信するリッチな情報サービスが創出されていくことが考えられます。IPv6ならではのリッチな情報発信サービスの浸透も、IPv6マルチキャストの発展を担う大きな要因になると考えられます。

 
1 |  | 

お問い合わせ/お申し込み 資料請求

このページのトップへ

お問い合わせ/お申し込み 資料請求

お電話

サービスのお問い合わせ 法人コンタクトセンター 0120-106107 受付時間9:00〜17:30(土日休日を除く)