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IPv6 グローバルコミュニティ
m2m-x

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m2m-x

m2m-xの基本的な手順と仕組み

家電製品のみならず,ネットワークにつながるあらゆる“モノ”同士で通信を行う場合、相手のIPアドレスを知る必要があります。今までのクライアント・サーバー・モデルではDNSで名前解決を行っていましたが、m2m-xではエンド・ツー・エンド型通信のシグナリング・プロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)のフレームワーク内で記述定義などを拡張追加し,これによって名前解決機能を実現しています。

図3にm2m-xのフレームワークの概要を示します。エンド・ツー・エンドで通信を行う機器を総称してユーザー・エージェント(UA)と呼びます。

←【図3】 (クリックで拡大)

ネットワークに参加するすべてのUAはあらかじめ自分の名前であるSIP-URI(例えばsip:video@m2m-x.comのような形式)と自分のIPアドレスを関連付けてm2m-xサーバーに登録します(これを(1)のREGISTERメッセージといいます)。

この登録シーケンスにて、m2m-xサーバーとUA間には暗号化された通信路が形成されます。

m2m-xサーバーへの登録時には正規なユーザーであるかどうか認証が併せて行われます。認証に必要な情報はISPなどからサービス利用時に払い出しを受けたものを利用します。利用者は端末機器にこの情報を設定する必要があります(予め機器に設定されている場合や自動設定することも想定されています)。通常、自端末のIPアドレスは端末機器が自動取得しますので、IPアドレスについては利用者は特に設定する必要はないでしょう。

次に、実際のエンド・ツー・エンドの通信を開始する際に、UAは相手のUAのSIP-URIを指定してセッションの開始をネゴシエーションします。(これを(2)のINVITEメッセージといいます)。この、INVITEメッセージはm2m-xサーバーに送信されます。UA自身が相手のUAのIPアドレスを知らなくても,m2m-xサーバーが責任を持ってメッセージを中継します。

このとき、m2m-xサーバーは予め許可されたユーザーからのINVITEメッセージであるかどうかを判断し、中継を行います。万一許可されていないユーザーからのINVITEメッセージの場合は、m2m-xサーバーはユーザーアンノウンとして返信し、存在を隠蔽します。

このINVITEメッセージのやり取りにより,UA同士は互いのIPアドレスや利用ポート、暗号化のための鍵情報などを共有し、エンド・ツー・エンド接続に使用するプロトコルについて同意に至ります。

そのあとに開始される通信はm2m-xサーバーを介さず,エンド・ツー・エンドで直接行われます((3)のP2P通信)。このとき、UAは自LANのFWに対して通信相手のパケットを通過させるようにFWの制御を行うことも可能です。(通信が終了した場合や一定時間の経過によりFWは自動的に閉じられます)この仕組みも、先に記述したUOPFの技術仕様にて標準化されています。

(1)(2)を行う通信チャネルを「シグナリング・チャネル」(破線)と呼び、(3)の通信チャネルを「データ・チャネル」(実線)と呼びます。

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